北欧スローライフ


北欧といえば、《スローライフ》という言葉を良く聞きますよね。

北欧の方々は、みなさんもご存知のように、自然と触れ合う時間・家族と過ごす時間・自分自身と向き合う時間というのをとても大切にしているそうです。







冬が長く夏が短い為、夏の間はめいっぱい太陽や自然と触れ合うんだそうです。湖畔や山の中の別荘で日向ぼっこやキャンプをしたり。夜は暗くなるまで外にテーブルを持っていき、仲間や家族と食事をしたり。
キャンドルや暖かいライトの中ハーブティーやコーヒーを飲みながらの団欒の時間や本を読む時間など様々な自分らしい過ごし方を楽しんでいるのだそうです。





先日、「パンケーキの国で―子どもたちと見たデンマーク(伊藤美好著)」を読みました。
3人の子供達とデンマークに渡り、デンマークの学校に通いながら、デンマークに住んでいるごく普通の人たちの生活や考え方に触れてきた伊藤美好さんのエッセイ本。
 デンマーク人の人生論、教育論、子育て論、福祉などについて「そうだよなぁ~」っと考えさせられる内容が多くて、何度も読み返してしまいました。


   ~『休むことは人にとって大切なことだ。
企業に勤める人も、警官も、福祉施設の職員も、学校の先生も、誰にでも休む権利、人間らしい生活を楽しむ権利があるはずだ。
余裕のある毎日を送っていれば、自然に他の人の権利をも大切にしようという気持ちが生まれるだう。また、職業から離れて自分自身でいる時間、家族と共にいる時間を十分に持っていれば「ふつうの人」の感覚で、自分の職業を見直すこともできるようになるのかもしれない。それは仕事をしていく上でも、役に立つことだろう。
      ~中略~
デンマークの社会に柔軟性があるのは、だれもが、職業人としてだけではなく、「ふつうの人」の感覚になる時間を、日々持っていることが大きいのではないかと感じる。』 ~ 
   ~伊藤美好『パンケーキの国で』平凡社 2001年~






そんな自分らしい暮らし方のお手伝いが出来るお店を目指し頑張りたいと思った春の日でした。

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